2021.03.26

検討模型1/30

オープンデスク(インターン)の学生に手伝ってもらい、1/30の模型で1階と2階を繋ぐ庇の検討を進めています。

光を照射し、軒裏の反射の効果を検証しつつ、全体のプロポーション、開口部の大きさ、位置をコストコントロールも含めて微調整していきます。

1/50の模型でも十分空間は理解できますが、1/30になるとより解像度が上がり、改善点が明確になります。

これから少しずつ丁寧に、建築の思考をより深いところまで持っていきます。

2021.02.06

やっとカタチが見えてきた

節分、立春が過ぎ、暦の上では春ですが、まだまだ寒いですね。

住宅を設計する場合、クライアントの生活を第一に設計します。

でも、それだけではただ単にクライアントの一過性の要望に応えているだけになってしまいます。

住まいはほとんどの場合、クライアントが生きている間、ずっとその場に建ち続けます。

クライアントが生きている間に、好みや流行は変化しますが、建築が建つ場所の歴史や文脈は変わりません。

いつまで経っても建築に愛着をもって生活を送る為には、敷地の個性を観察し、そこから生まれる姿とクライアントの生活を密接に結びつけるべきだと感じています。

その答えは、一過性の要望に応えるよりも難しく、時間がかかります。

それでもそのカタチを求めるのは、「時代に消費されない建築」の可能性を信じているからです。

 

少しずつ敷地と生活が結びついた住まいのカタチが見えてきました。

2021.01.27

検討中

少し寒さが和らぐと春が近づいているような気がしてワクワクします。

いつものことですが、「これだ!」っと思える設計案に出会うまで凄い時間がかかります。

ある程度といいますか、

一般的にはこれで良し。と言えるレベルのものはすぐに出来るのですが、

その先にある「素直な新しい風景」にたどり着くまでに時間がかかります。

生みの苦しみがあるから

「これだ!」と思える設計案に出会えた時の図面や模型はとても愛おしく思えます。

大小様々なスケールの模型を作り、CGで空間内に入りながら、もう少しで良い設計案に出会えそうです。